知的資産経営戦略が生み出す新たな企業価値

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■はじめに

知的資産とは何でしょう。経済産業省のホームページには、『「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産のことで、企業の競争力の源泉となるものです。これは、特許やノウハウなどの「知的財産」だけではなく、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方であることに注意が必要です。』とあります。

他方、『従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産であり、企業における競争力の源泉である、人材、技術、技能、知的財産(特許、ブランド等)、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク等、財務諸表には表れてこない目に見えにくい経営資源の総称』とも言われています。

多くの専門家もこうした表現を使いますが、一方では「目に見えない資産」といい、他方では「目に見えにくい経営資源」と言っています。よく考えてみると微妙に違います。

この知的資産とそれを活かした、知的資産経営について長く取り組んできました。一般に言われている以上に広くとらえるべきだというのが私の考えです。その考えに則りこのサイトでは説明を行っています。

行政書士 下村幸喜


行政書士と知的資産経営

  平成27年の岡山県行政書士会の広報資料より
  平成27年の岡山県行政書士会の広報資料より

 

 行政書士とは、どんな人かは、あまり知られていないようです。行政書士自身が、「知られている」と思い込んではいけません。

司法書士と行政書士の区別がつかない人も決して少なくなく、行政書士の仕事がどんなものかも、具体的イメージを持っている方は多くはないでしょう。その前提で、知的資産経営支援も考えていくべきなのです。まず行政書士について簡単にご説明します。

 

 

Q:行政書士とは、どんな人ですか

A:行政書士というのは、行政書士試験に合格するなどにより国家資格を与えられた8士業といわれる、法律系有資格者のひとつです。

 行政書士として業務を行うためには、各都道府県の行政書士会に必ず登録しなければならず、登録の状況は、日本行政書士会連合会の会員検索により、全国どの地域の行政書士も検索することが出来ます。

 

 

 Q:行政書士は司法書士といっしょですか

A:いいえ、行政書士と司法書士は別の国家資格者です。

 よく混同されますが、司法書士は、同じく国家資格者ですが、不動産や商業登記といった法務局への登記申請を行います。

 ちょっと分かりにくいのですが、行政書士は、行政機関への申請や事実証明に関する事項を行います。主に、許認可業務を行うと説明されるケースが多いですが、さまざまな業務を行っています。

 


■知的資産経営概論

 現在までのさまざまな取り組みの中から、知的資産経営についての説明をいたします。

これから知的資産経営について学びたいと思われる方の参考になると思います。しかし、経産省や中小機構などの書類をまとめて整理しただけというものではなく、具体的な実践の中で学んだことや、考えたことなど、オリジナルの意見も掲載しています

考える材料になれば幸いです。


事業と知的資産経営

一般的に、知的資産経営と言えば、企業や個人としての事業活動の事を指します。

中小企業で実践しやすい知的資産経営に取組んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

生活と知的資産経営

知的資産経営の経営という言葉と生活は一見マッチしないように思えます。

しかし、経営という漢字がどちらも人の営みを指すものであると思えば、営利目的の事業であっても、個人の生活であっても差はありません。

知的資産経営の考え方が、個人の生活の場でも有効に機能します。

 

地域と知的資産経営

知的資産経営の典型的な考え方が、企業にある目に見えにくい強みを活かすということであるなら、それは地域づくりの場でも非常に有効な考え方になります。

地域の資源を知的資産経営の考えのように有効な活用により大きな利益を上げた例は、過去にもたくさんあります。

 

 

教育と知的資産経営

知的資産経営が、人材や人脈、ネットワークを活かすものであるなら、それは教育においても有効です。

学友のネットワークは、長年にわたり生き続ける知的資産であるからです。